あんた。

日常に溶け馴染む五感

瞬間、いぬかぶり

 

 

拝啓 

 

こちらから観たら、

キラキラかもしれない社会

 

 

 

 

 

図書カードをもらえなくなって

どれくらい経ったのだろうか。

 

 

 

 

 

申し遅れました、

 

こちらは

特技の欄に頭を抱え、

眠れぬ夜をつくってしまった

 

プリティ脳もどき(ナリキリ)です

 

 

 

 

 

特技とは

 

 

 

 

 

特技って、なんだ

 

 

特別な技ってなんだ

 

スペシャルでなければならないんだよな

 

 

 

重荷すぎる

 

 

 

 

人様にはできない

主だけの技でなければならない

 

 

たった二文字が重すぎる

 

狭い枠の簡単な問いほど難しいものはない

 

 

 

 

カップ麺の蓋を剥ぎ落とし、

 

お湯を注いで咀嚼するまでのスパンが

 

米粒も無い主でも、

 

出汁で麺がぶかぶかになってしまう

 

 

そんなこと言ってると、

 

 

 

雨の日に痛むような

だっさい古傷をつくってしまった

しょうもない若さも、

うるさいほどに寂しい音をたてやってくる

 

 

 

 

気付かぬうちに、

脳内逃亡を図ったこの心は

突然変異へと誘なう

 

 

 

受け止めたくない

事実を現実を

何となく隠してみたけど、

隠そうとするほど輪郭が濃くなっていく

 

事実は、もうどうしようもないが

現実は変えることができる

 

変えたいという気持ちが

一番の近道なのかもしれない

 

 

 

そちらから見たら

可愛らしいかもしれない世間

 

敬具

 

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