あんた。

日常に溶け馴染む五感

脳外失踪

 

 

ガラスから漏れる 冷たい色

 

金木犀の葉の輪郭を

 

優しく 囲い、撫でる

 

 

 

天から 落ちてくる音は

 

アスファルトに潜り馴染む

 

 

 

 

漂う 匂い

 

擦れ 溢れ 舞う

 

チョークの粉と退屈な箱の中で

無色透明と隣

 

 


窓際の最後列

 

左にあるオムライス星の手相をなぞる

 

気づけば いつもの2限目

 

 

 

 


やるせない心情

 

はみ出した情景

 

 

水面に浮かべ

静かに沈んでゆくのを

 

ただ 眺めることしかできないように

 

また うつ伏せになる。

 

 

 


右上に広がる落書き

 

左上には丁寧に書いた


お気に入りの名前

 

 

 



「地球は俺の為に回っている。」

 

と言わんばかりの顔をした

 

憎たらしく 侮辱大好き人間の学校の大人が、

 

たしか 授業中に言っていた。



お前さんたち、


名前を書くとき、雑に書いてないか?


もっと丁寧に書かんかいな。

 

 


好きな子にラブレター書くとき、
丁寧に書くやろ。

 

違うけ?

 

その字で書けや。

 




そのとき あの大人が


愛おしく可愛くみえた。

優しくしてあげたくなった。




そうだよな。

 

 

 


そこからなまえについて


凄く考えるようになったし、


より一層、愛着が湧いた。




今まで主のなまえを
漢字で読む事ができた人は、いない。

 



読み方を教えると皆、褒めてくれる

 

 


関わりのない大人に
素敵な名前だなって思ってました。
って手紙を渡された事がある

 

 

 

正直、嬉しかった
 

 

 


主の名前の由来はいろいろあるけど


その中にα波がある

 

 


人をリラックスさせる能力が


備わっているかと言われれば

 

むしろ存在する事によって

 

今まで沢山の人を傷つけてきたし、

 

要らないものまで拾って

 

発信していた

 

 

 

おかげで 1番傷つけてきたのは

 

主そのものだった

 

 

 




人は名前の由来通り

育つかどうか 分からないけど、

 


周りを乱すのも


中和させるのも

 

主である事が多かったり、

そうでなかったりする

 

 


良くも悪くも影響しているのかもしれない。

 

 

 

 

 



なまえはすごい

 

 

 

 


由来って 面白いし、

わくわくするし 素敵だと思う。


 

 

 

物心ついた時から

想像し 創造することは

好きだった 快感だった、



脳内で繰り広げられた虚像で


楽しくなったり 悲しくなったり


それをただ 眺めてみたり

 

ぶっ壊してみたり 飲み込んだり

 

 


何かと 他人を成敗し 美化してきた。

 

 

 

楽しい夢も

覚めれば悪夢になる

 

夢は ゆめのままで、いい時もある

 

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